新年は辰年生まれのジョッキーに注目だ。1988年生まれの藤岡康太(35)は昨年、キャリアハイとなる63勝。
マイルCS(
ナミュール)で14年ぶりのG1勝利もマークした23年以上の活躍を誓った。
新春の太陽にさわやかな笑顔が映えた。年男の藤岡康は昨年、
マイルCSの
ナミュールで約14年ぶりG1V。当日の代打騎乗で決めた。
JRA年間63勝でリーディング13位。勝ち星は最多だった16年の62勝を上回った。「G1を勝てましたし、キャリアハイの数字を出すこともできた。ここ何年かの中ではいい年でしたね」と振り返った。
シンザン記念は
ケーブパールとコンビを組む。この日もコンタクトを取った。「
テンションが課題ですけど厩舎も調整をしてくれていますし、今朝も僕が乗りました。落ち着きが出ていますし、高いポテンシャルを秘めていますね」と楽しみを乗せた。3代母にG1・2勝
ノースフライトを持つ素質馬。1勝馬ぞろいで抽選対象ながら、ゲートインがかなえば注目の存在だ。
デビューから2走とも手綱を取り、ともに末脚を引き出している。切れ味は大きな武器。年頭に重賞勝ち。期待が膨らむ。「飛躍の年にしたいですし、ファンの皆さんに喜んでもらえるような競馬をしたい。いい年にできるように年明けから頑張っていきます」と充実の表情。新年から突っ走る。
◇藤岡 康太(ふじおか・こうた)1988年(昭63)12月19日生まれ、滋賀県出身の35歳。父が調教師の健一師、兄・佑介がジョッキーという競馬一家。07年、栗東・宮厩舎所属で騎手デビュー。
ジョーカプチーノに騎乗し、09年
ファルコンSで重賞初制覇、
NHKマイルCでG1初制覇。
JRA通算1万548戦775勝、うち重賞22勝。1メートル69、50キロ。血液型AB。
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