「
川崎マイラーズ」(3日、川崎)
3番人気の
デュードヴァンが豪快な差し切りを決め、新春の南関重賞ウイナー第1号に輝いた。単勝1・5倍で断トツ人気だった
ギャルダルはゴール寸前で頭差かわされて2着惜敗。上位2頭に「
京成盃グランドマイラーズ・S2」(3月7日・船橋)への優先出走権が与えられた。3着は2番人気の
フォーヴィスムだった。
7歳の新春に、ようやく
デュードヴァンがタイトルをつかんだ。
昨年1月にJRAから転入。JRA時代はオープン2勝にG3の2着はあったが、タイトルとは無縁だった。南関でも今回9戦目。6戦連続コンビとなった御神本は「なかなか(重賞で)結果を出せなく(4戦3着2回)もやもやしていたけど、すっきりした気持ちだね」とうなずいた。
末脚を生かすタイプだけに、1番枠には半信半疑だった。「まずいなぁ、と思っていたけど、腹をくくってこの馬のペースで行けたのが、最後の切れ味につながったかな。それに前が流れてくれたのも良かったね」としてやったり。逃げた
アランバローズをかわして先頭に立った
ギャルダルを目がけて外から自慢の末脚をお見舞いした。
坂井英師もホッとした表情で「JRAから来た時からタイトルを取らせないといけないと思っていた馬。ここは昨秋から狙ってたレースだし、目いっぱい調整してきました」と胸をなで下ろした。
昨年は
ミックファイアでの南関東3冠など重賞13勝(盛岡1勝含む)の名手は幸先いいスタートに「昨年は充実した一年でした。それを継続させていきたいね」と、ダート
グレード新年に決意を新たにした。
提供:デイリースポーツ