英国の名手が初来日だ。22年英ダービーをデザートクラウンで制し、同年の英チャンピオンSでは
ベイブリッジをVへ導いた
リチャード・
キングスコート騎手(37)が、今週の中山競馬から短期免許での騎乗を開始する。
年明けの美浦トレセンに早速顔を出し、「施設がすごい。初めて見させてもらったけど、馬がキビキビと走っていて感動しています」と目を輝かせる。まだ来日して間もないため、「(年始で)まだお店が閉まっているので、日本食はまだです」と苦笑いを浮かべつつ、「(日本馬で)印象に残っているのは、もちろん
イクイノックス。日本競馬は競争が激しいので、どこまでやれるか不安はあるが、楽しみですね。勝つことだけを考えて頑張りたい」と腕をぶしていた。
フェアリーSで騎乗する
ジークルーネには3日の追い切りにまたがり、「いいペースで走り、
バランス良く加速してくれました。申し分ない動き」と好感触をつかんでいる。いきなり日本の競馬ファンに、あいさつ代わりの重賞Vを届けるか。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ