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シンザン記念追い切り(4日・栗東トレセン)
シンザン記念・G3の追い切りが東西トレセンで行われ、22年に
凱旋門賞制覇のルーク・モリス騎手(35)=イギリス=が
ナイトスラッガーに騎乗し「かなりレベルは高い」と絶賛した。2連勝で重賞初制覇となるか注目だ。
飛ばした最先着
凱旋門賞Vの名手が絶賛した。栗東・DPコースで3頭併せに臨んだ
ナイトスラッガー。
ジョウエン(3歳未勝利)、
ユメカウツツカ(3歳新馬)を2馬身追走し、直線で内へ。
ゴーサインが出ると、大きなス
トライドでスムーズに伸びて3馬身先着した。6ハロン81秒2―11秒2の初コンタクト。22年の
凱旋門賞馬
アルピニスタの主戦を務めたモリスは「かなりレベルは高い。(僚馬を)ちゃんと離して馬に余裕があるぐらい。メンタルの部分でまだまだ子供っぽいところはあるが、将来的にいい馬になると思う」と高評価した。
父は12年の香港G1・
クイーンエリザベス2世Cを制した
ルーラーシップで、母は14年の
CBC賞・G3を勝った
トーホウアマポーラという血統馬だ。初勝利直後のデビュー3戦目での重賞初挑戦に向け、モリスは「どういう手応えで追走するかと、エンジンのかかりが遅いことを確認することがテーマ。(手応えもギアの入りも)全然問題なく、言うことを聞いてくれた」とイメージを膨らませていた。
昨年3月に開業した栗東・小栗厩舎は3歳世代でオープン馬2頭を擁しており、好発進を決めた。厩舎としても重賞初Vが懸かるトレーナーは「大型馬で、いい意味で緩さはありますが、素質は重賞でも通用すると思います」と力を込めた。世界の名ジョッキーを背に、大仕事をする準備は整った。(玉木 宏征)
スポーツ報知