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20世紀ラストの大一番に競馬史残る大接戦 あなたの思う平成の名レースは?

  • 2024年01月16日(火) 16時30分
「あなたの思う平成の名レースは?」。平成が35年前にスタートした1月8日は「平成はじまりの日」となっており、netkeiba公式X(旧Twitter)では同日にユーザーアンケートを実施。平成に行われたレースを対象に思いを語ってもらった。

 平成は大化以降247個目の元号で、89年1月8日にはじまり、19年4月30日まで続いた。その期間は30年を超え、JRA・GIだけでもレース数は500を超える。

 Xのユーザーも「1つに絞るのは難しい」や「何をもって名レースとするか迷う」と苦心した様子。そんな中、キーワードとして目立ったのは1年の総決算である有馬記念だった。ファン投票が実施され、その時代を代表する名馬たちが出走するだけに心に残る一戦も多い。

 特に平成初期では90年の有馬記念を挙げる声が多かった。同レースはオグリキャップのラストランで武豊騎手とタッグを組み有終の美。笠松競馬でデビューし、GI4勝を挙げるまで力をつけた名馬の復活劇に、「競馬をスポーツに変えて、若いファンを増やした功績はオンリーワン」や「我が競馬人生はこのレースを見たことで始まった」との熱いコメントもあった。

 平成では20世紀から21世紀へと変わる大きな節目があり、20世紀最後のJRA・GIとなったのも有馬記念だった。そんな00年の競馬界を彩った「世紀末覇王」テイエムオペラオーが偉業を達成したのも同レース。テイエムオペラオーは同年、古馬王道GI完全制覇となる年間グランドスラムを決めた。徹底マークを受けても勝ちきる姿には「抜群の勝負根性で差し切ったあのレースは、記憶に深く残っている」。また「私の不動のNo.1名馬はオペラオー」と20年以上が経過した今でも人気の高さをうかがわせた。

「名レースはしのぎあいや叩き合いになったレースのほうがしっくりくる」という意見もある中、08年の天皇賞(秋)へのコメントも多数。同レースはウオッカディープスカイダイワスカーレットの「3強対決」が注目を集め、レースはウオッカダイワスカーレットが長い写真判定の末、ハナ差でウオッカの制覇という結果だった。手に汗握る接戦に「2冠牝馬対ダービー馬の意地のぶつかり合いは後世に語り継がれる名勝負」と、称賛のコメントも見受けられた。

 GI以外では96年の阪神大賞典について「GIIながら凄まじいレース」との声も多く寄せられた。同レースでは平成最初のクラシック三冠馬であるナリタブライアンと、95年の年度代表馬マヤノトップガンがアタマ差の接戦を演じ、ナリタブライアンに軍配。「阪神の短い直線その僅かな時間で、もはやレースは2頭の世界」、「タイプの違う2頭の名馬が、記憶・記録共に刻んだレースだと思う」と、平成の競馬史に残る激闘としてファンの心に刻まれているようだ。

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