「
日経新春杯・G2」(14日、京都)
明け4歳を迎え、今年の飛躍を誓う
菊花賞5着馬
サヴォーナは11日、栗東坂路で最終リハ。馬場の荒れた時間帯ながらも、脚取り確かに4F51秒8の好タイムを刻み、仕上がりの良さをアピールした。
京都金杯を
コレペティトールで制した厩舎の勢いに乗って、待望の重賞初Vへ突き進む。
厩舎の勢いに乗ってタイトル奪取だ。始動戦を迎える
サヴォーナは、池添を背に栗東坂路で単走追い。鞍上のアクションに応えるように一気に坂を駆け上がり、荒れた馬場を感じさせない豪快なフットワークで4F51秒8-37秒2-12秒2の好タイムをマークした。
鞍上は「馬場が悪い時間帯でもしっかり時計が出ましたね。3歳春の段階で、来年はいい馬になると思っていましたが、その通りいい成長曲線を描けています」と満足そうに笑った。中竹師は「余裕残しな感じだったので目いっぱいやってもらいましたが、このひと追いでちょうど良くなりそうです」と好仕上がりを約束する。
皐月賞、ダービーへの出走はかなわなかったが、7月の2勝クラス(
信夫山特別)Vで激変。秋は
神戸新聞杯で
サトノグランツと頭差の接戦を演じ、
菊花賞でも5着と健闘した。指揮官は「
菊花賞は強引な競馬であれだけ頑張ってくれて、力があるところを見せてくれた。スタートに課題は残るけど、コーナーまで距離のある今回の舞台はその部分をカバーできると思う」と好勝負をイメージする。
厩舎は今年一発目の重賞(
京都金杯)を
コレペティトールで制して最高のスタートを切った。今週は加藤誠オーナーとの2週連続重賞Vが懸かる。「ものすごく信頼してくださっているオーナーと、やっとJRA重賞を獲れて本当に良かったです。今週も勝って一気に恩返ししたいです」とトレーナー。淀で初笑いを決めた中竹厩舎が、今週は成長著しい
キズナ産駒とターフを沸かせる。
提供:デイリースポーツ