「東海S・G2」(21日、京都)
いよいよ本格化の兆し-。大器晩成の6歳馬
ペプチドナイルが冬の淀で主役を張る。これまでは適度に間隔をあけながらの出走が多かったが、「年を重ねて、ようやく使ってへたらなくなりました」と武英師は体質強化を実感。「カイ食いなどに難しいところはありますが、そういうところも大丈夫。辛口の厩務員も“いい、いい”と言っていますからね」と、中2週でも引き続き好ムードが漂う。
前走の
ベテルギウスSでオープン3勝目。昨年の
大沼S、
マリーンSと、このクラスでは積極的な形でしか結果を残せていなかったが、好位に控える形から馬群を割って快勝とレースの幅を広げた。「押っつけるとチグハグになって、そうなるとしんどくなるタイプ。それでも1コーナーの入りをスムーズに行けたので」と、今回もいかに序盤をスムーズに入れるかが鍵となりそうだ。
「今までは賞金が足りずに、思ったところに使えませんでした。でも、これでどこでも使えますからね」。余裕を持った上で選んだ3度目の重賞挑戦。その先のG1戦線を見据え、充実の6歳シーズンを最高の形でスタートさせてみせる。
提供:デイリースポーツ