「AJCC・G2」(21日、中山)
ラーグルフは昨年の
中山金杯で重賞初制覇を果たし、続く
中山記念でも僅差の2着と好走。躍進への足場を固めたと思われたが、
大阪杯で見せ場なく11着に沈むと、間隔をあけて臨んだ
札幌記念も8着完敗。そこで4歳シーズンは幕を閉じた。
今回はそれ以来となる5カ月ぶりの実戦。宗像師は「休みが長くなったけど、去年の夏は暑かったので、それが尾を引いたのかな。あまり暑いのは良くないタイプなのかもしれません」と休養が長引いた理由を説明した。
焦らず、じっくりと立て直したことで今回は万全の態勢だ。美浦Wでの1週前追い切りは、併せたパートナーを圧倒する走りで5F67秒9-37秒9-11秒4を計時。力強い走りとシャープな末脚が目を引いた。「いい動きでした。コンディションは良く、馬体重も500キロちょっとで推移しています。あとは久々がどう出るか」と出来には太鼓判を押す。
復帰戦は三浦との新コンビ結成で臨む。1週前追いでコンタクトを取っており、指揮官は「掛かっていくタイプではないし、コントロールや口向きも問題ない。中山コースも得意ですから。だいぶ落ち着いてきたのが、ここにきて成長したところかな」と乗り代わりも不安視はしていない。得意の中山で好発進を決め、再びG1の大舞台へ返り咲く。
提供:デイリースポーツ