ロゴタイプ産駒の
オメガギネス(牡4、美浦・
大和田成厩舎)が、
東海ステークス(4歳上・GII・ダ1800m)で重賞初制覇を狙う。
オメガギネスは父
ロゴタイプ、
母スタートアップ、母の父
ハービンジャーの血統。父は12年の
朝日杯FS、13年の
皐月賞、16年の
安田記念の覇者。母系に目を転じると、母と祖母は未勝利だが、祖母の全兄の
ヴィクトワールピサは10年の
皐月賞と
有馬記念、11年のドバイワールドCの覇者。同じく半兄の
アサクサデンエンは05年
安田記念を制している。したがって社台
ファームの名馬が凝縮された血統馬といえる。
ここまで4戦3勝、2着1回の連対率100%。新馬、1勝クラスとデビュー2連勝。続く
レパードSは
ライオットガールにクビ差届かずの2着だったが、古馬と初対決となった前走のグリーンチャンネルCでオープン初勝利を挙げた。それも2着に3馬身半差の圧勝。同じく3歳の
ユニコーンS覇者
ペリエール(3着)を圧倒したことからも、世代トップクラスのダート馬であることは間違いない。
ロゴタイプ産駒は
JRA重賞で延べ8頭が走り、2着が2回、3着も2回。地方交流重賞は
ミトノオーが昨年の兵庫CSを制しているが、中央では戴冠には手が届いていない。
オメガギネスがここで父に悲願の初タイトルをプレゼントするとともに、ダートの新星として羽ばたくことを期待したい。
【
ロゴタイプ産駒の活躍馬】
・
シカゴスティング…23年
フェニックス賞、
ファンタジーS3着
・
ベラジオソノダラブ…23年
菊水賞(園田)、兵庫ユースC(姫路)、22年兵庫
若駒賞(園田)
・
ミトノオー…23年兵庫CS、
伏竜S、
浦和記念2着
・
ラブリイユアアイズ…21年
クローバー賞、阪神JF2着、
京王杯2歳S3着