ハーツクライ産駒で伸び盛りの
チャックネイト(セ6、美浦・
堀宣行厩舎)が、
アメリカジョッキークラブカップ(4歳上・GII・芝2200m)で重賞初制覇を狙う。
チャックネイトは
父ハーツクライ、
母ゴジップガール、母の
父Dynaformerの血統。母は09年の米GIアメリカン
オークスの覇者。半兄の
サトノディードは
ディープインパクト産駒には珍しく、中央での全4勝をダートで挙げてオープンまで出世している。
ここまで14戦4勝。全てのレースで掲示板を確保している堅実派だ。以前は詰めの甘さが課題だったが、前々走の六社Sを制してオープン入り。重賞初挑戦となった
アルゼンチン共和国杯でも勝った
ゼッフィーロから0秒2差の3着に食い込んだ。成長力が武器の
ハーツクライ産駒の中でも、特に遅咲きのタイプと思えるだけに、明けて6歳となった今年が本領発揮の1年となるだろう。
堀厩舎×金子真人オーナーのタッグで
JRA重賞制覇となれば、21年
マーチSの
レピアーウィット以来で3年ぶり。芝に限ると16年
スプリングSの
マウントロブソン以来で8年ぶりだ。ここで初タイトルを獲得し、春の大舞台に弾みをつけてみせる。