【東西ドキュメント・美浦=17日】子は親を映す鏡というが、それにしてもお母さんによく似ている。3歳1勝クラスの
若竹賞(21日、中山9R)に出走予定の
ルカランフィースト(牡=鹿戸、父
イスラボニータ)の姿に梅崎が目を凝らしていると、隣で鹿戸師が双眼鏡を向けながらつぶやいた。鹿戸厩舎所属で
JRA4勝を挙げた
ゴージャスランチの初子。太い首、盛り上がった肩とトモ、旺盛な食欲をうかがわせるアゴッ張り…。「うり二つだよなあ。息子もよく食べるから、いい体になっている」。
母名にあやかって英語で「豪勢なごちそう」(
ルカランフィースト)と付けられた初子は昨年10月の東京新馬戦を2番手からあっさり抜け出して快勝。続く前走・京都2歳Sは内枠から出遅れたため馬群にモマれて13着に大敗した。ここは仕切り直しの一戦。「体調はいいし、自己条件なら引けは取らないと思う」。現3歳世代の管理馬11頭が勝ち上がっている鹿戸厩舎。今週は母馬とうり二つの初子が豪勢なごちそうを背負って飛んでくるか。
スポニチ