「AJCC・G2」(21日、中山)
まだまだ元気いっぱいだ。4度目の重賞制覇へ8歳馬の
ボッケリーニが17日、栗東CWで反応良く動いた。単走でしまい重点で追われ、6F86秒1-37秒9-11秒6をマーク。兼武助手は「1週前追い切りはハードな調教をして動きに素軽さが出てきました。今朝はしまい重点でしたが、1週前追い切りでしっかり負荷をかけたことでしっかり反応して動きも軽かったです」と確かな手応えを感じていた。
2走前の
京都大賞典、前走のチャレンジCともに2着。敗れはしたが、その2走とも勝ち馬とは首差、鼻差と僅差だった。「前走はイメージしていたより道中は後ろになってしまったけど、直線でスペースが空いてからはいい反応を見せてくれました」と同助手は納得の表情を浮かべた。
年齢を全く感じさせることなく、きっちり力を見せつけており「間隔を空けつつ使っているので非常にフレッシュです。間隔をうまいこと空けて元気な状態を維持できるようにしていることが功を奏しています」と分析。明け8歳になっても期待は高まる。
中山では勝ち星こそないが、重賞で2、3着がある。22年はこのアメリカJCC、昨年は
日経賞がその年の初戦で、今年も中山から。「得意なコースですし、メンバーはそろっていますが、ここでは実績上位だと思います。馬場は重くても大丈夫ですし、先週よりは間違いなく良くなっているので頑張ってほしいですね」と兼武助手。衰え知らずのベテラン馬が好相性の舞台で幸先のいいスタートを決める。
提供:デイリースポーツ