「
報知グランプリカップ」(18日、船橋)
10歳馬
エルデュクラージュが7番人気の低評価に反発!?まんまと逃げ切り重賞2勝目を挙げた。2番人気の4歳馬
ヒーローコールは2馬身差の2着。上位2頭には「
ダイオライト記念・Jpn2」(3月6日・船橋)、「
京成盃グランドマイラーズ・S2」(3月7日・船橋)、1着馬には「
かしわ記念・Jpn1」(5月1日・船橋)への優先出走権がそれぞれ与えられた。3連覇を狙った1番人気の
ギガキングは見せ場なく5着に敗れた。
白い馬体をカクテル光線の中に踊らせながら、メンバー最年長の10歳馬
エルデュクラージュが気持ち良さそうにゴールラインを目指す。4歳馬
ヒーローコールが必至に迫ってきたが、もう敵ではなかった。最後まで危なげのない走りで悠々と逃げ切った。
今年重賞初Vとなった矢野貴は「年齢を感じさせない気合の入り方だったので、安心して乗っていられました」としてやったりだ。自身も昨年後半にケガで戦列を離れた時期があっただけに「たくさんの(騎乗)依頼をもらっているので(今年は)結果にこだわって自分に厳しくいきたい」と決意を新たにした。
スタート次第では逃げることも話し合っていたという川島一師。「もしかしたらと思ってたけど…いやぁ、ビックリだね。でも、冬場はホントに走るね」と満面の笑み。言葉通り、一昨年の報知
オールスターCで2着。昨年は同レースを制しているように、これで過去3年、いずれも1月の始動戦は2、1、1着となった。
次走は中1週で報知
オールスターC(2月1日・川崎)連覇を目指す。トレーナーは「無理使いをしていないから、まだ馬も若いね。もう少し頑張ってもらおうかな」と現役続行を明言。目を細めながら、愛馬の勇姿を見つめた。
提供:デイリースポーツ