競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
14日に行われた
京成杯は
ダノンデサイル(牡、安田翔)がデビュー4戦目で重賞初制覇を決めた。鞍上の横山典Jはこの日1鞍だけの騎乗。1頭入魂で臨み、見事に結果を出した。昨年の勝ち馬
ソールオリエンスは
皐月賞を制覇。次走が気になるところではあるが、師は「放牧に出して、馬の状態を見てから決めたいと思います」と話し(その後、師から
皐月賞直行とのコメントが発表)、「背腰は上手に使える馬ですが、まだ筋力がつき切っていない面があり、その状態で頑張って走り過ぎて気負いにつながると良くないので。その点も含めて、これからもっと良くなると思います」と今後の成長に大きな期待を寄せていた。
安田翔厩舎は8日にも
オルトパラティウム(牡)が新馬戦をV。師は「緩い馬場を苦にせず、最後までしっかり走ってくれました。いい脚を長く持続できる馬で、
ルメール騎手がその良さを生かす形でス
トライドを邪魔しないように乗ってくれました」と回顧。レース後は放牧へ。「まだ課題はありますし、本当に良くなるのは来年になってからだと思います」とコメントした。
次週の注目馬は
クロッカスS(27日・東京、芝1400m)を予定する
ダノンマッキンリー(牡、藤原)。デビュー2連勝で臨んだ朝日杯FSは8着に敗れたが、「力みがあった。それでも踏ん張っていたし、能力は示してくれたと思う」と田代助手に悲観の色は見られない。「1400mになるのはプラスだし、東京競馬場で1泊することで、落ち着いて臨めるのではと思っている。初の左回りも問題はなく、能力通りの走りができれば」と巻き返しへ力を込めた。(馬サブロー栗東支局・塩手)
提供:デイリースポーツ