デビュー15年目の
水口優也騎手が、
根岸ステークス(4歳上・GIII・ダ1400m)の
フルム(牡5、栗東・
浜田多実雄厩舎)で
JRA重賞初制覇を狙う。
水口騎手は10年デビューの32歳。
川須栄彦騎手や
高倉稜騎手と同期となる。デビュー時は美浦の
加藤征弘厩舎に所属していたが、3年目の12年7月に栗東へ移籍。決して騎乗回数が多いわけではないが、昨年は
JRA所属騎手でトップとなる複勝回収率173%をマーク。穴ジョッキーとして一部のファンの信頼を得ている。
根岸Sの相棒は
フルムだ。過去22戦のうち、20戦で手綱をとっている勝手知ったるパートナー。近走はワンパンチ足りないレースが続いていたが、前走のコールドムーンSで待望のオープン初勝利。勢いに乗って、昨夏のプロキオンS(10着)以来、2回目の重賞チャレンジとなる。
水口騎手は
JRAで通算73勝。しかしながら重賞は28回騎乗して、17年
CBC賞の
セカンドテーブル、21年
函館記念の
アイスバブルの2着が最高となっている。ここで悲願のタイトル獲得となるか。人馬一体の走りで、
水口優也の名前を全国に知らしめてほしい。