昨年の
ファストフォース、22年の
ナランフレグ、20年の
モズスーパーフレア、18年の
ファインニードル、17年の
セイウンコウセイ、16年の
ビッグアーサーと、過去10年で6頭がこのレースを経由して
高松宮記念を制している。冬場のハンデGIIIながら、春のGIを占う上で重要な一戦。過去3回は中京で行われたため、4年ぶりの京都開催となるので、データは競馬場替わりに左右されにくいものを過去10年(うち21年から23年は中京開催)で見ていきたい。
1.1着軸は前走・重賞が理想
前走のクラスを見てみると、重賞だった馬が[8-3-2-55]と1着の8割を占める。特に前走がGIだった馬は[3-1-1-14]で勝率15.8%と強い。ただ、前走がオープン特別や昇級初戦の馬も複勝率を見ると悪くなく、ハンデ次第で相手にはピックアップする必要がある。
2.大敗からの巻き返しは少ない
前走の着順を見てみると、前走6着以下に敗れた馬は[1-2-4-79]と勝率1.2%、複勝率も8.1%と低い。狙い目は前走5着以内の馬になる。ただ、前走1着の馬は[2-4-3-23]で勝率が6.3%と意外と低い。ハンデ戦だけにハンデを背負うケースが多いからだろう。もちろん押さえは必要だが、軸は2~5着で探りたい。
3.間隔が詰まっていると苦戦
中3週以内で臨んできた馬は[1-4-3-56]で複勝率12.5%と苦戦。複勝回収率も57%と目立たず、ゆったりしたローテーションで臨んでくる馬を中心に考えるのが良さそう。
ルガルは前々走の
スワンSでは後方からの競馬になったが4着、前走の
京阪杯は2着と大崩れなく堅実に走っている。間隔もゆったりしていて、ここへ臨むのに理想的なローテーション。ここは勝ち負けに持ち込める。