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根岸Sでダートに初挑戦した馬を回想 モズアスコットにロゴタイプなどGI馬も多数

  • 2024年01月23日(火) 20時00分
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 フェブラリーSの前哨戦である根岸ステークス(4歳上・GIII・ダ1400m)は、芝を走ってきた馬にとって、「ダートを試すことの多いレース」でもある。そこで根岸Sがダート転向初戦だった名馬を振り返ってみたい。

 根岸Sが現行条件となった01年以降、このレースが初ダートだった馬は10頭いる。いずれも重賞勝ち馬で、うち5頭にはGI勝ちの実績があった。しかしながら、勝利を収めたのは20年のモズアスコットの1頭のみ。芝でどれだけ実績があっても、重賞で初めてダートを走って結果を出すことは非常に難しいのだ。ちなみにモズアスコットは続くフェブラリーSを制し、秋の南部杯でもクビ差の2着に健闘。芝ダート二刀流のトップマイラーとして名を馳せて、現在は種牡馬としても人気を集めている。

 一方、芝のGI馬でありながら、初ダートの根岸Sで敗れたのは01年のエイシンプレストン(12着)、15年のロゴタイプ(8着)、19年のケイアイノーテック(10着)、21年のステルヴィオ(10着)の4頭だ。いずれも8着以下の大敗。また、エイシンプレストンを除く3頭には、結果的に生涯のダート経験がこのレースのみになったという共通項がある。エイシンプレストンにしても、その後のダート経験は翌々年のフェブラリーS(16着)の一戦のみなのだから、事実上このレースでダートに見切りをつけたといえるだろう。

 今年は珍しく芝からの転戦組がいない根岸Sだが、来年以降に芝のGI馬が参戦することもあるはず。しかしながら、データ的には過信禁物。馬券の取捨は冷静にすることを覚えておきたい。

【根岸Sが初ダートだった馬】カッコ内はレース前の主な勝ち鞍
・01年12着・エイシンプレストン(99年朝日杯3歳S)
・03年13着・サクセスビューティ(02年フィリーズレビュー)
・03年16着・ダイワルージュ(00年新潟3歳S)
・05年14着・アドマイヤマックス(04年富士S)
・06年11着・バランスオブゲーム(03年毎日王冠)
・15年8着・ロゴタイプ(13年皐月賞)
・19年10着・ケイアイノーテック(18年NHKマイルC)
・20年1着・モズアスコット(18年安田記念)
・21年10着・ステルヴィオ(18年マイルCS)
・23年12着・ホウオウアマゾン(21年アーリントンC)

みんなのコメント 5件

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  • うまきちスタンプさん

    「ダートかまし」ってやつや。。
    同時期の東京新聞杯は別定戦、
    シルクロードSはハンデ戦。。
    マイラー、スプリンターの実績馬が斤量面において出られない理由がある。。
    モズアスコットが異質すぎるだけで、
    ここのカマシをステップに、バランスオブゲームとロゴタイプは中山記念で好走、
    アドマイヤマックスにおいては高松宮記念優勝の過程にしている。。
    理解出来ないというほどの事ではない。。
    陣営は計算している。。

  • はらじゅんさん

    こうやって見ると何で初ダートが重賞なのか気になる。4歳くらいまで芝のレースを使ってみても中々重賞で好走したりいい結果を出せないとかわかるけど重賞勝ってる馬をダートに使うとか理解できない。ダート適性があるなら2歳の時に走らせていると思うんだが。ダート適性がない馬を無理矢理走らせると馬も調子崩したりするんじゃないの?

  • うまきちスタンプさん

    ※訂正
    東京新聞杯は定量戦
    (実績馬にとって酷量となりやすい)

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