過去10年の傾向から勝ち馬を探り出す「up to データ」。今週から舞台は冬の東京。開幕を告げるダートG3「根岸S」を分析する。昨年は
レモンポップが重賞初制覇。その後にG12勝を挙げ、
最優秀ダートホースに上り詰めた。今年も新星登場なるか。
【性齢】
年齢別成績は別表の通り、連対数では5、6歳がリードだが、勝率、連対率ベースなら4歳が圧倒。今年は
エンペラーワケア、
サンライズフレイムと連勝中の2頭を含む6頭がエントリー。年齢を重ねるごとに信頼度が下がり高齢馬は苦戦傾向。牝馬も【0・1・0・5】と結果を残せていない。
【前走】
同じ東京コースで行われる
武蔵野Sが【4・2・1・7】(連対率42.9%)と優秀。カペラS【2・2・1・19】、チャンピオンズC【2・1・3・9】が続く。チャンピオンズC組で馬券に絡んだ延べ6頭も、2走前に
武蔵野Sに出走。一方、馬券に絡んだ30頭は全て前走がオープン。条件クラスからの昇級では厳しい。
【舞台実績】
勝ち馬10頭のうち7頭が東京ダートでV経験あり。残る3頭のうち22年
テイエムサウスダンは同舞台でオープン3着、左回り中京でオープン2勝の実績があった。19年
コパノキッキング、20年
モズアスコットは舞台初出走だった。
【結論】
4歳
サンライズフレイムに期待する。4連勝でオープンV(オータムリーフS)と破竹の勢い。東京も【1・0・1・0】で好走条件に
フィットする。同じく2連勝中の4歳
エンペラーワケアは、前走が3勝クラスという点で割り引き。良績の
武蔵野S組は
タガノビューティーが7歳、
ヘリオスが8歳。高齢がネックだが、戦歴上位で馬券の対象からは外せない。 (データ班)
スポニチ