「根岸S・G3」(28日、東京)
23年の
関東オークス覇者
パライバトルマリンが、JRA重賞に初めて挑む。追い切りを翌日に控えた23日は、美浦Wで軽めの調整。長峯助手は「落ち着きがあるし、雰囲気は良かったです」と好感触だ。2カ月ぶりとやや間隔はあいたものの、中間の調整は順調で、好ムードが漂っている。
ここまでキャリア6戦で〈3・1・1・1〉。唯一、複勝圏を外した一戦も4着と大きくは崩れていない。近2戦も勝利こそ逃しているものの、
ブリーダーズGC2着、デイリー盃
クイーン賞3着と重賞戦線で安定した走りを披露している。
近況は千八以上の距離を使われており、今回は初距離となる千四への大幅な短縮が鍵を握る。ただ、同助手は「スピードがあるので距離は問題ないと思います」とキッパリ。また、「(地方の)
パワーを要するダートを走ってきたけど、東京のような馬場が合っているタイプ」と舞台への適応力は十分あると捉えている。
自身初となる牡馬混合のJRA重賞だけに、試金石の一戦だ。「ここでいい結果を出してくれれば、今後の選択肢が広がりますからね。頑張ってほしい」と期待を寄せた長峯助手。大きな可能性を秘めた伸び盛りの4歳牝馬が、強敵相手にどんなレースを見せてくれるのか、要注目だ。
提供:デイリースポーツ