「兵庫クイーンセレクション」(25日、姫路)
開催初日の11Rで行われ、2番人気の
ニジイロハーピーが3角先頭から押し切って、重賞初勝利を挙げた。2着は1番人気の
プリムロゼが中団から直線で外を伸びて続き、3着には7番人気の
インタールードが後方から馬群を縫って抜け出して入った。
4戦連続の重賞挑戦で
ニジイロハーピーが初制覇を成し遂げた。「初めての重賞勝利を自分が達成できてうれしい。2カ月休んで、すぐに結果を出せたのもうれしい」と渡辺竜。自身は昨年11月9日の笠松3Rで落馬し、顎などを負傷して休養していたが、今週22日の笠松から復帰したばかりだ。
レースは5頭がハナを争う流れで始まり、
ニジイロハーピーは4番手外で追走。「返し馬から前向きだったので自信を持って乗った。手応えが良かったので早めに先頭に立ったが、よく辛抱してくれた」と鞍上。向正面からスパートすると1頭だけスピードが違った。
名古屋から唯一の遠征馬が地元勢を一蹴して、今津勝師は満面の笑みを浮かべた。「前走の笠松を経験して、今回は輸送もうまくいった。位置取りは理想通りで、騎手もうまく乗ってくれた」と指揮官。今後は未定で休養に入る。「1カ月ぐらいかな。どの距離でも問題ないので」。馬の成長を促しながら、ふさわしい舞台を選択する。
提供:デイリースポーツ