「
シルクロードS・G3」(28日、京都)
自厩舎の馬で重賞に挑むのは初めて。
永島まなみの表情にも自然と力が入る。コンビを組むのは
トゥラヴェスーラ。重賞勝ちこそないが、
高松宮記念では過去3年で4、4、3着と上位争いを演じるなど、厩舎を支えているベテランランナーだ。
まなみは「厩舎の看板馬ですし、いつか乗せてもらえればと思っていました。私にとっては“トゥラヴェ先生”という感じ。競馬を教えてもらう形で、この一戦に全力で挑むことができれば。機会を頂いて感謝しています」と目を輝かせた。
1&2週前追い切りでコンタクトを取り、1週前は栗東坂路で4F51秒4-12秒4をマーク。9歳という年齢を感じさせない力強い動きに「2週前は気持ち重いかなという感じでしたが、先週はその部分が解消されて、スッと反応できていました」と好感触を抱いた。
9歳の相棒へ、悲願の重賞タイトルを-。それが自身の重賞初Vにもつながる。「道悪がいい馬で、今の京都の馬場は合っています。前に行く馬が多く、ペースも向くんじゃないかと思います」。差し馬有利の今の京都芝は追い込み型のこの馬にピッタリ。まなみ&
トゥラヴェスーラが淀の直線を猛然と追い込む。
提供:デイリースポーツ