短期免許で来日中のR.ピーヒュレク騎手が、
きさらぎ賞(3歳・GIII・芝1800m)の
ビザンチンドリーム(牡3、栗東・
坂口智康厩舎)で
JRA重賞初制覇を狙う。
ピーヒュレク騎手は87年4月24日、ドイツ生まれの36歳。昨年はドイツリーディングで2位。21年の
凱旋門賞を
トルカータータッソ、昨年の独ダービーを
ファンタスティックムーン、同じくオイロパ賞をインディアで制するなど、大舞台で活躍している。今回の短期免許が初取得だが、実は以前14年に
ジャパンCで6着だった
アイヴァンホウ、15年に同じく18着だったイトウの調教担当として来日。レースで両馬に騎乗した。昨年9月に48歳で死去したF.ミナリク元騎手と親友だったことは有名だ。
きさらぎ賞では
ビザンチンドリームとコンビを組む。昨年12月のデビュー戦は粗削りな内容だったが、上り3F33.9秒の末脚で突き抜けた。当時手綱をとったB.ムルザバエフ騎手から引き継ぎ1週前追い切りにも騎乗。テン乗りではあるが、万全の態勢を取っている。
これまで
JRA重賞には3回騎乗しており、ここで
ビッグチャンス到来。自身初となる日本でのタイトル獲得を果たすとともに、パートナーを春の大舞台に導きたい。