チャレンジCを制した
ベラジオオペラ(牡4、栗東・
上村洋行厩舎)が、
京都記念(4歳上・GII・芝2200m)で重賞3勝目を狙う。
ベラジオオペラは父
ロードカナロア、
母エアルーティーン、母の父
ハービンジャーの血統。母は1勝馬だが、祖母の
エアマグダラは4勝馬。さらに曾祖母の
エアデジャヴーは98年の
クイーンSの覇者で、牝馬3冠でも
桜花賞が3着、
オークスが2着、
秋華賞が3着と健闘した。そして、その半弟の
エアシャカールは00年の
皐月賞と
菊花賞を制している。
ここまで6戦4勝。新馬、
セントポーリア賞、
スプリングSと無傷の3連勝で重賞初制覇。
皐月賞では10着と初黒星を喫したが、
日本ダービーでタイム差なしの4着に健闘し、世代
トップレベルの能力を示した。その後は夏負けもあってレース間隔が空いたが、始動戦の
チャレンジCで2つ目のタイトルを獲得。初対戦となる古馬を倒し、今後への自信となる勝利だった。
今回はGIIとあって前走に比べると骨っぽいメンバー構成となった。とはいえ、春のGIを目指す上では通過点にしなければいけない一戦。今後へ期待が膨らむ走りを期待したい。