スマートフォン版へ

JRAのレース名だけで47都道府県制覇はできるのか? 採用される地名のギモン

  • 2024年03月12日(火) 18時30分
 重賞レースを含めば、JRAだけで年間900以上ある「レース名」。何気なく目にしている名前でも、その裏側には秘められた謎がある。そこでレース名の疑問をJRAに直撃してみた。

英彦山特別」や「糺の森特別」、「安達太良ステークス」など、レース名には各地の地名、名所が多く使われている。中には難読だったり、物珍しいものもあり、「なんて読むんだろう?」「何があるところなんだろう?」と、思わず調べてしまった競馬ファンもいるのではないだろうか。

 どこの地名を採用するのか、どのレースにあてるのかについて、JRAに尋ねたところ、「お客様にとってなじみ深い競走名を継続すること」を念頭に置いているものの、明確な基準はないという。ただし、原則として、2歳〜3歳春の競走には季節の花や植物の名を使っており、地名や山、河川は3(4)歳以上のレースに限られる。

 東京競馬で「三峰山特別」=埼玉、「横浜ステークス」=神奈川、「石和特別」=山梨といった競走が実施されているように、競馬場が位置する都道府県に限らず、周辺地域ならば採用されることがある。阪神競馬の「米子ステークス」=鳥取県のように200km以上離れていても(ただし、ウインズ米子が存在する)使われる場合や、瀬戸内海を挟んだ徳島県を指す「鳴門ステークス」も行われている。

 そうなると、レース名で47都道府県制覇を期待したくなる。だが、現在使用していない競走名も多数あることや、すべての記録を確認できないことから、登場しない都道府県がいくつあるのかはJRAでも不明。残念ながら、レース名で北から南まで網羅というのは、難しいようだった。

 さて、あなたのゆかりの地名はレース名になっているだろうか。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す