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中山記念・G2」(25日、中山)
マイルCS4着以来となる
エルトンバローズは21日、栗東坂路に登場。コンビを組んで5戦4勝の西村淳を背に、闘志を内に秘めながら登坂する。最後まで鞍上の手綱は動くことがなかったが、ラスト1F11秒台と切れを発揮して最終リハを終えた。
4F54秒9-38秒9-11秒8に、見届けた杉山晴師は「2週前、1週前にしっかりやったので、サラッと。動きは良かった」と納得の表情。「雨の影響で馬場が重いかなと思いましたが、しまいは11秒台。マイルCSの時を『100』とすると、『90』くらいかな。休み明けとしては理想的な形で臨めそうです」と十分な仕上げを伝えた。
今回が初めての中山だが、昨年の4連勝はいずれも異なる競馬場でのもの。「ずっと違う競馬場で走っていますし、どこでも力を出せます。ジョッキーの指示通りに動けるのが長所。中山の小回りを考えると強みになりますね」と指揮官は歓迎する。今年さらなる高みを目指す4歳馬。始動戦で同期のG1馬などを撃破し、春の大舞台へ堂々駒を進めたい。
提供:デイリースポーツ