シュヴァルグラン産駒の
メリオーレム(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)が、
すみれステークス(3歳・リステッド・芝2200m)で3連勝を目指す。
メリオーレムは父
シュヴァルグラン、
母メリオーラ、母の父
Starspangledbannerの血統。ここまで4戦2勝。新馬(小倉芝2000m)が3着、続く未勝利(阪神芝2000m)が2着と惜敗が続いたが、3戦目の未勝利(京都芝2000m)で初勝利。さらに昇級戦となった前走の
エリカ賞も制し、大舞台を視界に入れた。勝ちっぷりは派手ではないが、レースセンスは文句なし。混戦になればなるほど持ち味を発揮しそうなタイプだ。
同じく友道厩舎の所属だった父は、古馬中長距離戦線で息長く活躍した。17年の
ジャパンCでは
レイデオロや
キタサンブラックを下し、悲願のGIタイトルを獲得。しかしながら、種牡馬としては苦戦傾向。現3歳の
ファーストクロップは
JRAで53頭が走り、勝ち上がりは
メリオーレムと
アートフォームの2頭のみとなっている。それだけに唯一の2勝馬の
メリオーレムが希望の星。種付けシーズンを迎えた父に、後押しとなる勝利を届けたいところだ。