「第72回
阪神大賞典」では、前走の
ダイヤモンドSを制して勢いに乗る
テーオーロイヤルが充実ぶりを見せつけた。
さらに上昇ムードだ。前走の
ダイヤモンドSで2年ぶりVを果たし、完全復活を印象づけた
テーオーロイヤルがCWコース単走で雄大なフットワークを披露。余裕たっぷりに6F83秒2〜1F11秒9を刻んだ。普段から稽古をつけている菱田は「思ったような時計で、動きも凄く良かったです。以前に比べてトモに力がつきました」と絶賛した。
前走はトップハンデ58・5キロも何のその、抜群の手応えで
サリエラとの競り合いを首差制した。菱田は「着差以上に余裕がありました」と回顧。22年
ジャパンC14着後に右後肢骨折が判明して長期休養を強いられたが、使うごとに調子を上げてきた。3000メートル以上の長距離戦は4戦し【2・1・1・0】と抜群の成績だ。
22年3着だった
天皇賞・春の悔しさを晴らすため、今年は
ダイヤモンドS後に当レースを挟んできた。岡田師は「筋肉痛とか、不安が少しでもあるなら使わなかったけど全くない。使うごとに良くなっている」と意図を説明。「見た目に大きくなった気がする。力をつけているよ」と充実ぶりをアピールした。長距離界の帝王となるべく、重賞連勝で勢いをつけてG1に向かいたい。
スポニチ