「
阪神大賞典・G2」(17日、阪神)
ダイヤモンドSを制して完全復活を遂げた
テーオーロイヤルが13日、栗東CWで充実ぶりをアピールした。軽快なフットワークで時計も上々。重賞連勝を飾り、次なる大舞台を見据える。
軽快リハで順調ぶりをアピールした。栗東CWを単走追いで駆け抜けた
テーオーロイヤル。6F83秒2-37秒8-11秒9を馬なりでマークし、またがった菱田も「めっちゃ良かったです」と大きくうなずいた。
動きを見守った岡田師も満足げだ。「ビシッとやる必要もない。動きがいいし、体調が良さそう。以前は細身だったけど、体にメリハリがついて大きく見せている」。動きの良さ、そして良化を示す馬体に目を細めた。
骨折による長期休養を挟み、約1年ぶりの
アルゼンチン共和国杯をひと叩きして急上昇。
ステイヤーズSで2着に好走すると、前走の
ダイヤモンドSはトップハンデをはねのけてVと、得意の長丁場で復活を遂げた。タフなレースからの中3週でも元気いっぱい。主戦は「レース後の1週間をうまく調整してくれたおかげで、もう1段階上がった。とにかく
ピークアウトしないように。いい状態」と胸を張る。
素質を早くから見抜き、ともに大舞台を目指してきたのが菱田。「最初はトモが緩く、自分で
バランスを取れなかったけど、どんどん体質が強くなった。一番変化したのはトモに力をつけたところ」と本格化を感じ取る。「心肺機能と操縦性の高さが強み。前走がすごくいい勝ち方をしてくれたので、今回もまたいいレースをして、次に向かっていきたい」。2年前に3着と敗れた
天皇賞・春を先に見据え、連勝をもくろむ一戦。主役の座は譲らない。
提供:デイリースポーツ