「
若葉S」(16日、阪神)
絶好調の鞍上に導かれて最後の東上チケットをつかみ取った。1番人気の
ミスタージーティーは4番手から直線でしぶとく伸びて半馬身差の勝利。藤岡佑は「勝利が春のクラシックへ絶対条件だったのでほっとしています」と笑顔を見せた。
「前が止まらない馬場だったので、いかにリズムを保ったまま好位を取れるかだと思っていました。落ち着いてスタートを切ってくれたのが勝因です」と振り返るように、五分のスタートを決めると好位のインへ。直線で粘る僚馬をかわしてゴール板を駆け抜けた。
「上がりに寄った競馬で着差はつかなかったけど、抜けだしてからも余裕がありました。まだ成長余地を残す中でいいパフォーマンスでしたね」。17日が38歳の誕生日の藤岡佑は自らを祝うようにこの日4勝の固め打ち。絶好調男が軌道に乗せた素質馬からクラシックでも目が離せない。
提供:デイリースポーツ