阪神11Rの第68回
大阪杯(4歳以上GI・芝2000m)は2番人気
ベラジオオペラ(
横山和生騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分58秒2(良)。クビ差の2着に3番人気
ローシャムパーク、さらにハナ差の3着に11番人気
ルージュエヴァイユが入った。
ベラジオオペラは栗東・
上村洋行厩舎の4歳牡馬で、父
ロードカナロア、
母エアルーティーン(母の父
ハービンジャー)。通算成績は8戦5勝。
レース後のコメント
1着
ベラジオオペラ(
横山和生騎手)
「この馬と重賞は獲れていましたが、ダービーの悔しさをずっと忘れられなくて、絶対今回はこの馬と一緒に勝ちたいと思っていたので最高に嬉しいです。馬場の様子を見ながらでしたが、
ベラジオオペラ自身がとても操縦性のいい馬なので思い切って運びました。
馬の状態も良かったので最後も良く凌いでくれました。あのような形(追い比べ)になると強い馬なのですが、馬には無理言って動いてもらったので本当に良く凌いでくれました。(上村調教師は)ずっとお世話になっているので、馬はもちろん上村先生、厩舎スタッフの皆さんに恩返しができたことは嬉しく思います。
良く言えば軽いのですが、緩さも残っているのが上村先生との共通認識なので、これから先どんな成長を見せてくれるのか本当に楽しみです。今後も
ベラジオオペラを応援して下さい」
2着
ローシャムパーク(
戸崎圭太騎手)
「内枠だったので、スタートが決まれば前に行くことを考えていたのですが、スピードの乗りが悪く、途中から動いていく作戦に切り替えました。いい感じで上がっていくことができて、イメージ通りで進めることができました。
手応えは良かったのですが、勝った馬と同じ脚になって、後ろからも詰め寄られてしまいましたので、途中の上がっていき方がこれで良かったかどうかはわからないです。馬の成長は感じましたし、雰囲気は良かったです」
3着
ルージュエヴァイユ(
菅原明良騎手)
「上手く内に入れることができて、思った通りの競馬ができました。折り合いも良く、モタれるところも出さず、とてもいい状態でした。しっかり伸びてくれていますし、悔しいです。ものすごく悔しいです」
4着
ステラヴェローチェ(
酒井学騎手)
「ハナに行くことまで考えていたのですが、思ったより進んでいきませんでした。それでも、我慢するところで我慢して、直線の手前では手応えもありましたし、しっかり反応してくれました。想定と全く違う形でも力を出してくれました。改めてすごい馬だと思います」
6着
プラダリア(
池添謙一騎手)
「行く馬がいなかったので、先行争いが忙しくなりました。ポジションを取ろうと促しましたが、他が速く、イメージよりも一列後ろになりました。
タスティエーラの後ろで折り合いはつきましたし、外に出せましたが、伸び負けしました。ジリジリと頑張っているのですが。距離はあった方がいいと思います」
7着
ソールオリエンス(
横山武史騎手)
「ブリンカーをつけたことで、いつもよりもだいぶピリピリしているように感じました。競馬にはいいスパイスになって、ブリンカーを装着したことは良かったと思います。
序盤からポジションを取りたかったのですが、ゲートが得意ではないですし、途中からまくっていくことは頭にありました。先生(手塚調教師)と話していた、やりたかった競馬はできました」
8着
スタニングローズ(
西村淳也騎手)
「この馬のリズムでハナへ行きました。終始乗りやすく、脚も溜まっていましたが、最後の坂で疲れてしまいました」
9着
カテドラル(藤岡康太騎手)
「この枠でしたし、スタート次第ではと思ったのですが、一歩目が速くなかったので、内々から運ぶことに切り替えました。できれば、内枠で、もう少し前につけたかったです。最後は伸びていました」
11着
タスティエーラ(
松山弘平騎手)
「スタートも良かったですし、道中のポジションも良かったです。いい形で競馬ができたと思ったのですが、結果を出せず申し訳ありません。これだけ負ける馬では無いですし、何も無ければいいと思います」
12着
ハヤヤッコ(
幸英明騎手)
「後ろから行く馬ですし、最後、伸びていないことはなかったです」
13着
ハーパー(
岩田望来騎手)
「馬の調子は良かったのですが、思った以上に馬場がタフでした。牝馬限定なら、もっとやれると思います」
16着
リカンカブール(
津村明秀騎手)
「初めての大歓声で、気持ちが高ぶって、ゲート裏では
パニックになっているようでした。発汗もしていましたし、レースが始まる前に消耗してしまった感じです。いい経験になったと思います」
ラジオNIKKEI