JRA競馬学校騎手課程第43期生の入学式が4月2日、千葉・白井市の同校で行われた。
幸英明騎手(48)=栗東・フリー=の長男・大斗(ひろと)君(17)ら9人が、騎手になる夢に胸を膨らませて第一歩を踏み出した。
幸大斗君は3度目の受験で合格した。「競馬のことを分かっていない小さい頃に競馬場に連れて行ってもらい。大勢の前で堂々としている父の姿が格好良かった」と、騎手への道を志したという。将来の目標については、「もちろんレースでしっかり勝ちきれる騎手になりたいし、信頼される騎手になりたいです。勝ちたいレースは父も取っている牝馬3冠レースを勝ちたい」と意気込んだ。長男の晴れ姿に父の英明騎手は「3回目の受験で合格したので、ホッとしているのとうれしい気持ちですね。3年間頑張ってほしいです」と、優しい笑顔でエールを送った。
入学時に女性が3人いるのは、過去最多タイの4回目となる。乗馬未経験で挑戦して合格した山田仁菜(にな)さん(15)は「たくさん勝って、私と同じように未経験ながら目指す子供に希望や勇気を与えられるような騎手になりたいです」と、決意を語った。
スポーツ報知