園田競馬の「第1回
兵庫女王盃(Jpn3)」(1870メートル)が行われ、
岩田望来(23)騎乗の3番人気
ライオットガール(牝4=中村直)が逃げ切り、初代女王に輝いた。
重賞は3勝目。2着
アーテルアストレア、3着が1番人気
サーマルソアリングで
JRA勢が上位を独占した。
最後まで軽快だった。見事な逃走劇。岩田望は「逃げの内が有利と聞いていた」と明かした。馬場は重。前が止まらないコンディションだった。
主導権を握る。しっかりとペースを掌握した。勝負どころを前にひたひたと上昇する
アーテルアストレア、
サーマルソアリングの動きを冷静に見極めた。
3角からペースを上げる。アーテル、
サーマルの脚を絶妙に削って直線へ。脚色は鈍らない。最後は2馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。
岩田望は「作戦通りでした。直線でも、この雰囲気なら大丈夫かなと。今後が楽しみですね。父(康誠)の地元である園田で勝ててうれしいです」と喜んだ。
中村直也師(45)は「馬場的にも前へ行った方がいいと思っていたが、うまく逃げてくれました。最後までよく頑張ってくれた」と人馬を称えた。
レパードS、
クイーン賞に続き、重賞は3勝目。次走は
エンプレス杯(5月8日、川崎2100メートル)が濃厚。交流重賞連勝を視野に入れる。
「まだまだ強くなる」と岩田望。さらなる上の舞台でも活躍が期待できそうだ。
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ライオットガール>
父シニスターミニスター 母マリアビスティー(母の
父ハーツクライ)牝4歳 栗東・
中村直也厩舎 馬主・
ヒダカファーム 生産者・北海道浦河町の
ヒダカフアーム 戦績14戦6勝(地方5戦2勝) 総獲得賞金は1億4003万9000円。
スポニチ