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GIの3年連続2着はディープボンドのほかにも… 懐かしの“シルバーコレクター”たちとは

  • 2024年04月22日(月) 20時08分
 今年こそ悲願の戴冠なるか。21年から23年まで天皇賞(春)で3年連続2着のディープボンド(牡7、栗東・大久保龍志厩舎)が、「4度目の正直」を狙って参戦する。そこで“シルバーコレクター”をキーワードに同一GIで3年連続で2着となった馬をみていきたい。

 最近で知られるのはクロコスミアだろう。エリザベス女王杯で17年から19年まで3年連続で2着。この間、他のレースでは一度も連対がなく、極端にエリザベス女王杯の適性が高かった馬といえる。障害では意外にもゴーカイの名前が挙がる。00年と01年の中山グランドジャンプを連覇した名ジャンパーだが、一方で99年から01年まで中山大障害で3年連続2着。01年は4歳下の半弟ユウフヨウホウに屈しての銀メダルだった。

 JRA・GI以外ではオメガパフュームをピックアップしたい。18〜21年の東京大賞典を制し、日本競馬史上初となる同一GI4連覇を果たしたダート王。しかしながら、JBCクラシックでは18年から21年まで4年連続で2着だった。開催場は京都、浦和、大井、金沢、勝ち馬はケイティブレイブチュウワウィザードクリソベリルミューチャリーと全て異なっていたが、なぜか勝利に一歩届かなかった。

 番外編としてシーキングザダイヤを取り上げたい。GIの3年連続2着こそなかったが、GIとJpn1を計20戦して2着9回。これはJRA所属馬として過去最多の数字だ。05年と06年には川崎記念フェブラリーSジャパンCダートの3レースで2年連続2着。これほどまでに悔しさを味わった馬はそうそう出てこないはずだ。

 同一レースではないが、GIで3度2着になった“最強の2勝馬”サウンズオブアースや、19年のオークス秋華賞ジャパンCと出走したGIで3連続2着となったカレンブーケドールなどシルバーコレクターと言われる存在は多数。金メダルに届かなくとも、懸命に走り続けた姿はこれからもファンの記憶に残り続ける。

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