井上敏樹(29＝栗東・フリー)が21日の福島競馬4Rのパワータイショウ(牡5＝村山)でJRA障害初勝利を飾った。

　23年2月小倉の障害未勝利戦(クリノサンシャイン＝9着)で障害初騎乗後、障害通算39戦目でうれしい初白星となった。13番人気ながらも好スタートから積極的に前で騎乗し、ゴール前では前を行くスマイルスルーを首差かわして制した。3月27日に美浦から栗東(フリー)に移籍したばかり。JRA勝利は20年5月東京の3歳未勝利戦(カッティングロック)以来、約4年ぶりとあって笑顔がこぼれた。

　井上は「めちゃくちゃうれしいです。気合をつけて行けたら行こうと思っていました。飛越で1個所ミスがありましたが、それでも馬が気持ちを切らすことなく、最後まで頑張ってくれました。障害をやり始めて時間はかかりましたが、いろんな人の支えがあって、ここまでこれました。この気持ちを忘れずに、これからも精進していきたいと思います」と喜びに浸っていた。

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