休み明けの前走もしっかりと2着を確保した
ドゥレッツァ。勝ち馬には離されてのものだが、道中はスムーズさを欠いたことを考えれば酌量の余地がある。
菊花賞馬で京都へのコース替わり、距離延長は臨むところだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■4/28(日)
天皇賞(春)(4歳以上・GI・京都芝3200m)
前走の
金鯱賞は動きたいところで動けなかった
ドゥレッツァ(牡4、美浦・
尾関知人厩舎)だが、立て直してからの伸び脚はさすがGI馬といったところ。勝ち馬の
プログノーシスは中京コース巧者で、あの
イクイノックスとも張り合った強者だった。その馬に真っ向勝負しての2着なら上等だろう。前走をひと叩きして型通り良化し、目標のこの大舞台へ。3歳春のクラシックに出られなかった分、余力と成長力が十分でGI2勝目を奪取する。鞍上は
戸崎圭太騎手。
2年前のこのレースで3着と好走している
テーオーロイヤル(牡6、栗東・
岡田稲男厩舎)だが、その後、めきめきと成長を遂げて前走の
阪神大賞典で2着に5馬身差をつける圧勝。前々走は辛勝とはいえ、トップハンデを背負ってのもので充実一途だ。この中間の追い切りでもパートナーが入念に感触を掴む念の入れよう。初めての京都コースになるが、直線平坦のコースはむしろ好都合で大金星を挙げることも可能だ。鞍上は
菱田裕二騎手。
その他、前走の敗因が不明確だが巻き返しが期待されるダービー馬
タスティエーラ(牡4、美浦・
堀宣行厩舎)、昨年の
菊花賞5着で良馬場なら一変が可能な
サヴォーナ(牡4、栗東・
中竹和也厩舎)、その
サヴォーナを2走前の
日経新春杯で負かしている
ブローザホーン(牡5、栗東・
吉岡辰弥厩舎)、前走AJCCで重賞初制覇した
チャックネイト(セ6、美浦・
堀宣行厩舎)も侮れない。発走は15時40分。