今年は大万馬券が出るか!? 今週の
NHKマイルカップ(3歳・GI・芝1600m)、そして来週の
ヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)は、いずれも波乱傾向のGIとして知られる。
どれぐらい荒れるのか、一つの目安として平均配当を見てみると、
NHKマイルCは馬連が7258円、3連単が92万5456円、
ヴィクトリアマイルは馬連が9037円、139万8312円となっている。比較対象として、同じく東京芝1600mの
安田記念の平均配当を近20年で見てみると、馬連が6261円、3連単が18万695円。特に3連単が荒れやすいといえる。
ちなみに
NHKマイルCも
ヴィクトリアマイルも、3連単を毎年全通り買っていれば大幅なプラスだった。ただ、
NHKマイルCは07年の973万9870円、
ヴィクトリアマイルは15年の2070万5810円が、平均配当を大きく釣り上げていることも事実。この買い方はひたすら大波乱を待つ必要があるので資金力はもちろん、忍耐力も問われることとなる。
さて、大穴を出す伏兵の共通点はあるのだろうか。近10年の両レースで、2桁人気で馬券に絡んだ12頭をチェックすると、共通点が見えてきた。それは12頭中11頭に美浦所属のジョッキーが乗っていたということ。それでいてうち9頭は栗東所属だったのだ。したがって狙うべきは、美浦の騎手が騎乗する栗東所属馬。3連単や3連複のヒモに忍ばせておけば、思わぬ高配当がゲットできるかもしれない。