「天皇賞(春)・G1」(28日、京都)
1番人気の
テーオーロイヤルが3連勝でG1初制覇を果たした。2着は5番人気の
ブローザホーン、3着は6番人気の
ディープボンドが入った。
好スタートから前めでレースを進めた
テーオーロイヤルは、2周目の最後の4コーナーを抜群の手応えで迎える。他の馬が必死に追うのを横目に余裕たっぷりに直線を突き抜けると、2着馬に2馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。
勝利に導いた菱田もJRAG1初勝利。このレースを見て騎手になることを決めたという鞍上は「20年前、ここに見に来た自分に『見といてくれ』という気持ちで乗っていました」と語り、「本当にあの時の自分に『ありがとう』と言いたいというか。みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」と満面に笑み浮かべた。そして「具合がいい分か、ちょっと前進気勢がいくらかありましたけど、そのなかでもしっかりリズムよく走ってくれました」とパートナーをたたえた。
提供:デイリースポーツ