5月12日(日)に東京競馬場、芝1600mで行われる
ヴィクトリアマイル。ここへ出走を予定している馬たちがレースに向けた1週前追い切りを行っている。
ドゥアイズ(栗東・
庄野靖志厩舎)は2回目のハローが終了した直後のCWで
鮫島克駿騎手が騎乗。真っ先に馬場入りして単走で追い切られたが、前半がゆったりしたラップを踏んでいき、3コーナーあたりからラップを上げて、最後の直線はしっかりと加速した。時計は6F84.0-5F68.0-4F53.4-3F38.5-2F23.9-1F11.6秒は手応えに余裕があったことを思えば、動いた数字と判断できる。
ハーパー(栗東・
友道康夫厩舎)は
池添謙一騎手が騎乗してCWでの3頭併せ。最後の直線に向くまでは悪くないように見えたが、残り300mあたりから追い出すと、少しずつ引き離されてしまい、最後は2頭に遅れる形でフィニッシュ。時計も6F83.0-5F67.5-4F52.5-3F36.9-2F22.5-1F11.3秒で少し物足りない動きに見えた。
スタニングローズ(栗東・
高野友和厩舎)はいつものパターンで坂路2本乗り。その2本目の追い切りだったが、馬場が相当踏み荒らされた時間帯、しかも水分をたっぷりと含んでいて、時計の出ない馬場状態だったが、しっかりとした脚捌きで時計は4F54.3-3F39.1-2F24.7-1F12.0秒だった。
(取材・文:井内利彰)