川崎競馬場で5月8日(水)に行われる
エンプレス杯(4歳上牝・JpnII・ダ2100m)。今回から5月に移設、
グレード別定から定量戦に変更され、上半期の古馬女王決定戦の位置付けとなった。
上がり馬から、昨年のJBCレディスC覇者、地方の重賞ウイナーまで豪華メンバーが揃った一戦。激しい戦いを制して、女王の座を射止めるのはどの馬か。発走予定時刻は8日(水)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。
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オーサムリザルト(牝4、栗東・
池江泰寿厩舎)
デビューから無傷の5連勝。少しゲートに不安があるものの、それをカバーするだけの高い能力を持っている。前走の
アルデバランSでは、GI・3着の実績があるハピ相手に3/4馬身差の快勝。しかも道中は外々を回っており、直線ではまだ余裕があった。今回は重賞初挑戦で小回りへの対応もカギだが、勢いとスケールはまったく見劣りしない。
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グランブリッジ(牝5、栗東・
新谷功一厩舎)
22年
関東オークスを皮切りに重賞4勝。JpnIには手が届いていないが、牝馬ダート路線ではトップクラスの実力を持っている。近走は牡馬混合重賞にもチャレンジ。暮れの
名古屋グランプリで2着に入ったほか、前走の
川崎記念では勝ち馬からアタマ差の2着と見せ場をつくった。川崎2100mは3戦して2勝、2着1回の得意舞台。ひさびさの白星を挙げて連覇なるか。
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アイコンテーラー(牝6、栗東・河内洋厩舎)
デビューから長らく芝路線を歩み、重賞でも見せ場を作ったが、昨夏からはダートに矛先を転じる。初戦の
BSN賞を2馬身差で制すと、
シリウスS2着を挟んで、JBCレディスCでJpnI初制覇。路線変更からわずか3戦で女王の座を射止めた。前走は牡馬相手の
川崎記念で僅差3着。持ち前の先行力は川崎向きで、今回も展開ひとつでチャンスあり。
そのほかにも、前走で
兵庫女王盃を制した
ライオットガール(牝4、栗東・
中村直也厩舎)、GIジョッキー菱田騎手を背に挑む
アーテルアストレア(牝5、栗東・
橋口慎介厩舎)、地方重賞を連勝中の
グレースルビー(牝7、大井・
堀千亜樹厩舎)などが出走を予定している。