「
のじぎく賞」(9日、園田)
3歳牝馬限定の地方全国交流重賞で、グランダム・
ジャパン(GDJ)2024の3歳シリーズ第6戦は、開催2日目の11Rで行われた。2番人気で愛知の
ニジイロハーピーが直線で大外を強襲し、前走の
東海クイーンカップに続いて、このシリーズの連勝を果たした。2着は5番人気でホッカイドウの
バラライカ、3着には3番人気で地元の
プリムロゼが入った。
大外から鮮やかな直線強襲で、
ニジイロハーピーが重賞連勝を決めた。「つかみどころがなくて、いつも試行錯誤。まだ難しいが、どんな競馬でもできるところが長所」と大畑雅。鞍上は2017年3月の
六甲盃以来、園田での重賞2勝目を挙げた。
レースは
クライムエンジェルが逃げて、
プリムロゼは2番手、
ニジイロハーピーと
バラライカが5、6番手で追走。向正面から仕掛けた
プリムロゼ、
バラライカで最終3角から一騎打ちの展開。しかし、直線で
ニジイロハーピーが外へ持ち出すと、1頭だけ手応えが違った。「道中は最低だったが、馬の力に助けられた」と鞍上は振り返る。
GDJの重賞を連勝した
ニジイロハーピーにとって、もう牝馬限定戦では物足りない。「オーナーは次走もグランダムを希望するが、地元ダービーの東海優駿(29日・名古屋)に行きたい。今なら牡馬相手でもいい勝負ができる」と今津勝師。重賞3連勝で愛知3歳世代の頂点に立つことをもくろむ。
提供:デイリースポーツ