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のちの世界的女王が魅せた“2分22秒8”は三冠牝馬さえ上回る オークスの勝ち時計ベスト3

  • 2024年05月13日(月) 12時50分
 東京競馬場で5月19日(日)に行われるオークス(3歳牝・GI・芝2400m)。イギリスの同名競走に範をとり38年に創設された一戦は、今年で第85回を数える。正式名称は「優駿牝馬」だが、65年から副称が付いており、現在ではオークスと呼ばれることが多い。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する。

■1位 2019年 2分22秒8 ラヴズオンリーユー

 桜花賞グランアレグリアが距離適性を考えNHKマイルCに向かい、無傷3連勝中だったラヴズオンリーユーが単勝4.0倍の1番人気に支持される。1000m通過59.1秒のミドルペースを10番手から運び、直線では馬場中央を鋭伸。カレンブーケドールをクビ差とらえてGI初制覇を飾った。本馬はその後、BCフィリー&メアターフ(米G1)など海外G1で3勝。

■2位 2023年 2分23秒1 リバティアイランド

 3歳初戦となった桜花賞は16番手からの差し切り勝ち。衝撃的なレースを披露した2歳女王は、樫の舞台でも他馬を圧倒した。道中は内ラチ沿いで脚を溜め、直線に向くと末脚爆発。残り200m地点で早くも先頭に立つと、そのまま後続をちぎり捨て、6馬身差を付ける圧巻の走り。グレード制導入以降のレース史上最大着差を付けたのだった。

■3位 2012年 2分23秒6 ジェンティルドンナ

 血統面や走法から距離不安がささやかれたことや、騎乗停止による乗り替わりもあり、桜花賞馬ながら3番人気に甘んじる。しかし、終わってみれば、ライバルが白旗をあげる5馬身差Vだった。4コーナーでは後方4番手の位置取りから、上がり最速34.2秒の末脚で差し切り。勝ち時計は当時のレースレコードを1.7秒も更新する鮮やかな勝ちっぷりを見せた。

 今年のオークスには18頭が登録している。桜花賞ステレンボッシュが中心になりそうだが、距離が延びてよさそうなスウィープフィートフローラSを勝ったアドマイヤベルなども虎視眈々。3歳乙女の頂点に輝くのはどの馬か。発走は19日(日)の15時40分だ。

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