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【日本ダービー】“辰年”の日本ダービーに共通するまさかのデータ なんと勝率は100%!?

  • 2024年05月24日(金) 11時55分
 5月26日(日)に東京競馬場で行われる第91回日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。3歳馬7906頭の頂点を決める注目の一戦を目前に控え、世には血統や調教、陣営情報が多く飛び交っている。そんな中、当記事では一般的な予想ファクターとは異なった視点から日本ダービーを紐解いていきたい。今回は、“辰年”の日本ダービーについて。

 世間一般では辰年には大きな変化が起こる年として知られている。古くは1868年の戊辰戦争、1952年にはサンフランシスコ平和条約締結された。1964年の東京オリンピック開催と東海道新幹線開業、2000年には二千円札発行、イチロー選手がシアトル・マリナーズと契約を結び日本人野手初のメジャーリーガー誕生。また、戦後5回あった辰年に3回の衆議院総選挙が実施されるなどターニングポイントとなる出来事が多い。

 奇遇なことに今年も7月に新紙幣が発行さることが発表されている。そして一万円紙幣のデザインに採用された渋沢栄一氏は、競馬の神様として親しまれた大川慶次郎氏の曾祖父。これは“競馬と干支”の縁を感じざるを得ない。

 日本ダービーに目を移すと、グレード制が導入された1986年以降、辰年に行われたのは計3回。まずは優勝馬一覧をご覧いただきたい。

【辰年の日本ダービー
1988年:2枠5番サクラチヨノオー/小島太騎手(3人気)
2000年:2枠4番アグネスフライト/河内洋騎手(3人気)
2012年:5枠10番ディープブリランテ/岩田康誠騎手(3人気)

 上記をご覧になってお気づきの方も多いのではないだろうか。「辰年に行われる日本ダービーは3番人気が全てを勝利」しているのである。この類のデータにおいて100%という数値が出ることはあまりないこと。予想の際も無視することはできないデータと言えるのではないだろうか。

 また、それらの年には「二冠馬が多く誕生している」という点も付け加えておきたい。

【辰年の二冠馬】
2000年:エアシャカール(皐月賞菊花賞)
2012年:ゴールドシップ(皐月賞菊花賞)

 上記のように、グレード制導入後の辰年に二冠を達成した馬が3回のうちに2頭いることは面白いデータ。さらにその2頭がどちらも日本ダービーで後塵を拝しての二冠であったということも興味深い。

 では、今年3番人気となるのはどの馬か。24日10時現在のnetkeibaの予想オッズではシックスペンスが10.8倍で3番人気となっているが、アーバンシックが10.9倍、ダノンエアズロックが11.7倍と続いており、極めて僅差。1番人気が予想される皐月賞ジャスティンミラノ以降は混戦模様で、3番人気を狙い撃つのはなかなか難しそうではある。

 競馬の祭典・日本ダービーで、天に昇る“龍”の如く世代の頂点に昇り詰める馬は一体どの馬か。26日の15時40分、戦いの火ぶたが切られる。

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