「
オークス・G1」(19日、東京)
桜花賞4着からの巻き返しを狙う
スウィープフィート。牝馬クラシック第2弾は距離が一気に延び、東京2400メートルに変わるが不安はない。父は19年
ジャパンCを制した
スワーヴリチャード、母は08年ダービー覇者
ディープスカイと04年
オークス2着の
スイープトウショウの間に生まれた
ビジュートウショウ。血統的には歓迎の舞台だ。
調教パートナーを務めるのが元ジョッキーの川島信二助手。05年
エリザベス女王杯では
オースミハルカに騎乗して2着と涙をのんだが、その時の優勝馬が
スイープトウショウだった。時が過ぎ、今は“因縁の馬”の孫と、G1制覇を目指して過ごす日々。「調教動画や普段の様子を見ていて、結構引っ掛かりやすい馬なのかなというイメージが強かった。だから僕なりにハミのコンタクトを柔らかくするところに集中して、調教を進めてきた」と明かす。
チューリップ賞は鋭い末脚で完勝。
桜花賞でも敗れはしたが、G1で通用する力を示した。「
チューリップ賞、
桜花賞、
オークスと調教動画を見たら分かるように、コンタクトをしっかり取って臨めている。イレ込まさせず、競馬に行って乗りやすいようにということを一番に考えている。しっかり周りを冷静に見渡せる馬ですからね」とうなずいた川島助手。
オースミハルカで果たせなかったG1制覇を、
スウィープフィートに託す。
提供:デイリースポーツ