19日、東京競馬場で行われた第85回
オークス(3歳・牝・GI・芝2400m)は、中団後方から直線で一気に各馬を差し切った
C.ルメール騎手騎乗の2番人気
チェルヴィニア(牝3、美浦・
木村哲也厩舎)が、内の馬群を抜けて一旦は先頭に立った1番人気
ステレンボッシュ(牝3、美浦・
国枝栄厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分24秒0(良)。
さらに1.3/4馬身差の3着に3番人気
ライトバック(牝3、栗東・
茶木太樹厩舎)が入った。
勝った
チェルヴィニアは、父
ハービンジャー、
母チェッキーノ、
その父キングカメハメハという血統。2歳時は
アルテミスSを強い内容で勝つも、脚部不安で阪神JFを回避。復帰戦となった
桜花賞では不利もあって13着と惨敗を喫したが、この大一番で本来の力を発揮し樫の女王の座に輝いた。
母チェッキーノは2016年の
オークスでクビ差の2着(勝ったのは
シンハライト)に敗れており、母の無念も晴らす形となった。
【
オークス】イギリスの
オークスに範をとり、1938年に「阪神優駿牝馬」の名称で創設。当時、日本と競馬先進国では3歳牝馬の成長度に半年程度差があると考えられており、実施は秋だった。46年に開催場を東京競馬場に変更し、現在の「優駿牝馬」に改称。53年には実施時期を海外と同じく春に変更し、今に至る。
オークスは英ダービーの創設者である第12代ダービー卿
エドワード・スミス・スタンレーが、樫の森が茂る
オークスと呼ばれる土地を所有し、彼の結婚記念として3歳牝馬のレースを行ったことが由来。
【勝ち馬プロフィール】
◆
チェルヴィニア(牝3)
騎手:
C.ルメール厩舎:美浦・
木村哲也父:
ハービンジャー母:
チェッキーノ母の父:
キングカメハメハ馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザン
ファーム
【全着順】
1着
チェルヴィニア 2人気
2着
ステレンボッシュ 1人気
3着
ライトバック 3人気
4着
クイーンズウォーク 5人気
5着
ランスオブクイーン 14人気
6着
スウィープフィート 4人気
7着
サンセットビュー 15人気
8着
エセルフリーダ 11人気
9着
アドマイヤベル 8人気
10着
ホーエリート 13人気
11着
ラヴァンダ 12人気
12着
コガネノソラ 7人気
13着
サフィラ 10人気
14着
ミアネーロ 9人気
15着
パレハ 17人気
16着
タガノエルピーダ 6人気
17着
ショウナンマヌエラ 18人気
18着
ヴィントシュティレ 16人気
<
オークスダイジェスト>
※
スーパープレミアムコースでは全レースのフル映像のほか、各場毎のダイジェスト映像をご視聴いただけます