JRA所属馬は「
ユニコーンSで2着以内となった馬のうち上位1頭」に優先出走権が与えられる
東京ダービー(6月5日・大井ダート2000m)。その
ユニコーンSを1着となった
ラムジェット(栗東・
佐々木晶三厩舎)が、今朝23日に同レースへ向けた追い切りを行っている。
三浦皇成騎手が騎乗して3連勝中だが、その主戦が栗東へ駆け付けての騎乗。CWで
エルディアブロを追走する内容だったが、6F標識を通過するところで3馬身ほど追走。その差をじわりじわりと詰めながら3コーナーから4コーナーを抜けていき、最後の直線に向いていく。
4コーナーの14.9秒から最後の直線の最初の1F11.6秒まで一気に3.3秒も加速。相手もなかなかの食い下がりを見せたが、さすがに
ラムジェットの方が手応えに余裕があって、ゴール前では1馬身ちょっと先着してのフィニッシュとなった。
時計は6F82.9-5F68.1-4F52.9-3F37.6-2F22.7-1F11.1秒。これまでは同じラップを持続することに優れているタイプだと思っていたが、今回のように一気に加速して、そこから更に瞬発力を使うことができる走りはまだまだ成長している証拠。前走も強さを見せつけるレースとなったが、次はもっと強くなっている、そんなイメージすら湧いてくる。
(取材・文:井内利彰)