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JRA厩舎従業員の24時間ストライキがスタート「人手不足で若い人も辞めている。働く環境を変えたい」

デイリースポーツ
  • 2024年05月25日(土) 11時30分
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 JRAの調教助手、厩務員が加盟している3労組(関東労、美駒労、関西労)が、25日午前0時から24時間のストライキに突入した。

 前回は競馬開催に限定したものだったが、今回はトレセンでの調教などの業務も対象に。美浦トレセンでは、労組関係者が出勤してきた厩舎従業員に対し、ストライキに協力を求めた。「『警告』ストライキ不参加は団体行動権を妨害する行為であり、組合規約に則り重い罰則の対象となります」と書かれた看板も掲出された。普段は数多くの馬が調教に向かう馬場開場時刻の4時半を回っても馬場入りする馬はわずかで、栗東トレセンで坂路に861頭、CWに264頭が馬場入りしたのに対し、美浦は坂路が213頭、Wが37頭(全て延べ頭数)と極端に少なかった。

 トレセンで取材に応じた関東労の小倉祥治書記長は「前回は競馬開催を対象としたストライキでしたが、今回は全員を対象とさせてもらいました。ファンには申し訳ない気持ちです。この業界は人手不足で若い人も早い年齢で辞めています。働く環境を変えていきたい」と訴えた。

 東京競馬場では、午前8時過ぎから開門の9時まで労組関係者がビラ配りなどを行った。美駒労の磯部和人委員長は「ファンの方々に私たちの現状を説明して、ストライキまで至った経緯を理解してもらい、正常な交渉を後押ししてもらいたい」とコメントした。最終レース終了後にもビラ配りなどを行う可能性がある。

 ストライキに伴い、調教師、非組合員らが開催業務に従事。13年皐月賞、16年安田記念覇者のロゴタイプを手掛けた田中剛師がパドックで馬を引いたり、17年NHKマイルC覇者アエロリットを管理した菊沢師が東京1Rを制した管理馬オルゴーリオの手綱を引いて口取りを行うなど、普段とは違った形で開催が行われている。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント 5件

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  • ウマソウさん

    掲示板の表記内容の傲慢さが鼻に付く。
    組合員がストライキに参加するかどうかは個々人の事情もあるし自由やろ。
    待遇改善がどうのこうのぬかす以前に、組合の体質そのものがハナクソや。

  • シマちゃんさん

    どんなビラ貰ったんやろう…

  • かさごさん

    「若い人がやめていく」云々を言う割には、要求の内容は「給料低かった新賃金組がベアされるのやーやーなの!格差維持したまま全体ベアしてくれなきゃやーなの!」だからな…年寄りの既得権の維持しか考えてないやろこいつら…

  • シルクジャスティーさん

    時代的には違和感満載の張り紙。
    そもそもこれ見て組合に入りたいと思える人がいるのか…

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