昨年の
マイルCS覇者
ナミュールが坂路で抜群の切れ味を見せた。序盤から小気味いい走りでスイスイ駆け上がる。ゴール前で鞍上が肩ムチで気合を注入すると一気にギアを上げて、4F56秒0〜1F11秒9を馬なりで刻んだ。高野師は「ゆったり入って最後まで(手綱を)抱えたままの指示でした。道中はためが利いたし、フレッシュでいい状態です」と納得の表情だ。
武豊との新コンビで挑んだ前走の
ヴィクトリアマイルはスタートで後手に回り、不完全燃焼の8着。「結果を出せずに申し訳ない。あまり走り切っていないので、肉体的には疲れがないと判断した」。持ち前の決め手は直線の長い東京でこそ生きる。「スムーズに運べるかが大事。まずはゲートを出し、リズム良く運びたい」と思い描く。直線不利に泣いた昨年16着に続く参戦。レジェンドとのコンビ継続で巻き返しを図る。
スポニチ