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【安田記念】ナミュール逆襲へ ヴィクトリアM8着から巻き返す 高野師「いいリズムで走らせたい」

デイリースポーツ
  • 2024年05月30日(木) 06時00分
 「安田記念・G1」(6月2日、東京)

 ラスト1F、スッと加速してみせた。伸びやかなフットワークで栗東坂路を駆け上がっていたナミュールが29日、涼しい顔で風を切る。4F56秒0-40秒7-11秒9。ごく自然に鋭さを伝え、最終リハを打ち上げた。

 「テンからゆっくり行って最後も13秒ぐらいで抱えて上がってくる感じで」。管理する高野師が描いていたシナリオとは、若干異なる形。それでも、首を横に振るような誤差ではない。「少し速い気はしましたが、無理はしていませんし、十分にためが利いていましたね。息の乱れもなく、硬いところを歩いた時も違和感はなかった」。時計を精査し、フレッシュな状態であることを確認できたという。

 出遅れた前走のヴィクトリアM(8着)ではリズムに乗れず、はじけなかった。中2週での再東上となるが、準備は整ったとの判断。師は「ゲートをしっかり出して、いいリズムで走らせたい」と巻き返しを期す。18年から6年連続して牝馬が連対している安田記念。その系譜を引き継ぎ、逆襲に転じる。

 <調教診断>最終調整はいつも通り坂路を軽くキャンターで駆け上がった後、2本目に敢行。4F56秒0とゆったりしたペースで運び、ラストは11秒9と鋭い切れを発揮した。昨年マイルCSを制覇した時の最終追いも、栗東坂路で4F58秒4と爆発力をじっくりためるような調整だった。中2週だが、連戦の疲れも感じさせない。

提供:デイリースポーツ

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