「
安田記念・G1」(2日、東京)
香港最強馬がその実力を日本のファンに見せつけた。J・マク
ドナルド騎乗の
ロマンチックウォリアーが1番人気に応え、G1・5連勝で春のマイル王に輝いた。海外からの遠征馬として、
安田記念では06年(
ブリッシュラック=香港)以来18年ぶり、JRA・G1では15年
高松宮記念(
エアロヴェロシティ=同)以来9年ぶりの勝利。G1・8勝目を飾った同馬は
宝塚記念(23日・京都)にも予備登録しているが、陣営によると回避の見込み。
馬主のパッファイ・ラウ氏は、香港で家庭用品の貿易業を展開し、91年にホームセンター「日本城」を開業。現在、世界各国に店舗を拡大している。競馬歴は10年に満たないが、所有馬6頭の中の
ロマンチックウォリアーが夢をかなえた。「日本で馬を走らせることを常に考えていて、自分にとって長い年月、それに適した馬を待っていました。幸運にも勝つことができてとても興奮しましたし、素晴らしい瞬間でした」と感慨深げだった。
提供:デイリースポーツ