今週から北海道シリーズが開幕する。スポニチ競馬班は、札幌に先んじて開催される函館の傾向を過去5年の(1)調教師、(2)騎手、(3)種牡馬の3データから分析。馬券のポイントを探るとともに、日曜に行われる函館ス
プリントSの狙い馬をピックアップした。
【調教師】“世界の矢作”が北の大地でもさすがの成績。出走頭数は126頭と多いが、最多15勝を挙げている。13勝の池添厩舎が勝率(23・2%)、連対率(41・1%)ともにトップ。清水久厩舎も13勝で、単勝回収率は247%と高い。前3厩舎より複勝率がいい(51%)堀厩舎。特に芝1200メートルは【2・1・1・2】と抜群の安定感で、2番人気以内なら【2・1・1・0】とオール3着内だ。
【騎手】横山武が最多70勝。勝率16・1%、連対率27・9%、複勝率40・6%と全ての項目で
ハイアベレージをマークしている。勝ち星2位の藤岡、昨年最年少リーディングを獲得した佐々木も見逃せない。馬券的うまみがあるのは浜中。乗り鞍は少なく勝ち星は12勝止まりだが、単勝回収率は前出3人をしのぐ132%。さらに特別戦に限定すれば、同233%にまではね上がる。
【種牡馬】芝は
ロードカナロア産駒が強い。27勝中20勝を占める1200メートル戦が最大の狙い目だ。洋芝ということもあり、
パワーが武器の
ハービンジャー産駒(23勝)、
ハーツクライ産駒(18勝)も好成績を残している。ダートはへニーヒューズ産駒がトップ15勝。単勝回収率が高い
カレンブラックヒル(413%)、
ドレフォン(272%)、
サウスヴィグラス(233%)にも注意したい。
【結論】以上を踏まえ、函館ス
プリントSで推したいのは
ロードカナロア産駒
サトノレーヴ。堀厩舎の管理馬で、鞍上は勝負強さが光る浜中と盤石の布陣。連勝で重賞初制覇を飾る。
スポニチ